ポイント
記事の内容
- Googleの検索キーワードを通して翻訳業界のトレンドを読み解く
- ”一般消費者からの検索”と”企業からの検索”の大きく二つのグループに分けて検索ボリュームベースで分析。
- 予想通りの言葉が並ぶ中で「翻訳 機」の検索ボリュームの多さには目を見張るものがあります。
キーワード競合度ベースの分析は下記の記事となります。
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翻訳業界のトレンドを読み解く~Googleキーワードランキング2020年/“キーワード競合度ベース”~
記事の内容 Googleの検索キーワードを通して翻訳業界のトレンドを読み解く またボリュームベースの際にも出てきた「翻訳 機」が再登場。 またコロナの影響なのか「翻訳 求人」もBidが高いです。 &n ...
目次
Googleの検索キーワードを通して翻訳業界のトレンドを読み解く/“検索ボリュームベース”
AIを用いた自動翻訳、ポストエディット、動画の翻訳など多くの話題が翻訳業界を賑やかなものとしております。
その様な中で今回は過去のデータを用いて“検索ボリュームベース”、“キーワード競合度ベース”で業界のトレンドを読み解きたいと思います。
本日は“検索ボリュームベース”で分析した結果を共有いたします。
検索ボリュームベース
Googleと言えばやはり「検索」とすぐに思いつく方が多いと思います。
検索するという言葉の英語としてGooglingと言う方もいます。
従いましてその検索のボリュームはユーザの動向を把握する上でとても大切だと思います。
抽出の結果
Min search volumeが10,000以上のキーワードを抽出いたしました。
翻訳
翻訳 英語
翻訳 google
翻訳 アプリ
翻訳 サイト
翻訳 サイト おすすめ
翻訳 機
翻訳 カメラ
翻訳 フランス語
翻訳 中国 語
翻訳 韓国 語
となります。
キーワードのグループ分け
概ね予想通りの様に思われます。
それをさらに見ていくと”一般消費者からの検索”と”企業からの検索”の大きく二つのグループに分けられる気がいたします。
具体的には下記となります。
”比較的企業からの検索が多い様に思われる”
翻訳 英語
翻訳 フランス語
翻訳 中国 語
翻訳 韓国 語
翻訳 サイト
翻訳 サイト おすすめ
”比較的一般消費者からの検索が多い様に思われる”
翻訳 google
翻訳 機
翻訳 アプリ
翻訳 カメラ
もちろんその両方からという場合もありますがこの様なグループ分けが可能になると思います。
結果分析
やはり!と言った所ですが「翻訳 英語」のキーワードのボリュームがとても多いですね。
実際に業務上使うこともありますし、日常生活においても英語の翻訳が必要なシーンは多く存在いたします。
そのためこちらは納得感が非常にあります。
そしてこの傾向は今後もしばらくは続く様に思われます。
またそれ以外で言うと「翻訳 サイト」、「翻訳 サイト おすすめ」は非常に分かりやすいですね。
企業の海外進出に伴いサイトの翻訳のために翻訳ツール・翻訳会社を探している事が想像出来ます。
この傾向も日系企業の海外進出が続くうちは上位のキーワードとなると思います。
個人的に興味深いのは「翻訳 機」というキーワードの検索ボリュームが思いのほか高いことです。
確かに家電メーカーなどから翻訳機が発売されており、個人的にはとても興味深いですが、そのボリュームの多さには驚きました。
想像出来る事としてCool Japanのインバウンド政策による訪日外国人の増加のため、観光地の個人商店やレストランなどでの購入検討。そして高所得中高年の海外旅行などの際に旅行のお伴としての購入検討。
私は翻訳機というものには関心はほとんどありませんでしたがこれを見て興味がわきました。
以上が検索ボリュームベースでの翻訳業界のトレンドとなります。
キーワードランキングの作り方
簡単にではありますが下記に検査関連キーワードの抽出方法を共有いたします。
こちらが参考にしてください。
関連キーワードのサーチ(ラッコキーワード)
関連のキーワードサーチはこちらのラッコキーワードを使います。
ロゴがかわいいですね。
こちらのフォームに関連するキーワードを見つけたい言葉(今回の場合は翻訳)を入力します。
そういたしますと関連のキーワードが全て抽出されます。
翻訳 ●●、翻訳 ▲▲などたくさんの関連ワードが出てきますね。
全部で822個ありました。
そのキーワードを使いますので“全キーワードコピー(重複除去)”をクリックしてひとまずは関連するキーワードを抽出します。
ここまでが関連キーワードのサーチになります。
Googleキーワードプランナーで関連キーワードの相対的な位置づけを確認
次にラッコキーワードで抽出した翻訳に関連するキーワードをキーワードプランナーにかけます。
まずはキーワードプランナーを開いて”検索のボリュームと予測のデータを確認する”をクリックします。
キーワードプランナーURL
次に関連するキーワードを貼り付けて、開始するボタンをクリックします。
そういたしますと予測データが生成されますのでそちらを確認していきます。
画面右側の↓をクリックして過去のプラン指標からダウンロードします。
ダウンロードはCSVまたはGoogleスプレッドシートから選択可能です。
ファイルを開くとこの様になります。
過去の検索ボリューム、競合度などなど多くの事がここから分かります。
キーワードを見ているだけでもとても面白いです。
まとめ
本日のまとめとなります。
ポイント
記事のまとめ
- Googleの検索キーワードを通して翻訳業界のトレンドを読み解く
- ”一般消費者からの検索”と”企業からの検索”の大きく二つのグループに分けて検索ボリュームベースで分析。
- 予想通りの言葉が並ぶ中で「翻訳 機」の検索ボリュームの多さには目を見張るものがあります。
それでは失礼いたします。