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無料自動翻訳ツールを使う時におこりがちな4つの間違い

9月 6, 2020

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以前他の記事で紹介いたしましたがGoogle翻訳みらい翻訳DeepL翻訳など現在多くの無料自動翻訳ツールがございます。

 

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利用目的別!おすすめ無料AI英語翻訳ツール比較-IT系Tech翻訳編-

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翻訳後の校閲に関してはこちら

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悩む人①自動翻訳を使って英訳したもののこの英語が正しいかどうか分からない。。。 悩む人②この英語でちゃんと伝わるのかしら。。。 本記事ではそんなお悩みを解決します。 記事の内容(こんな方におすすめ) ...

悩む人①
無料自動翻訳ツールを使った後にどこを注意して確認していいか分からない。

悩む人②
無料自動翻訳ツールには間違いがあるのが。。。

 

今回は私が日常的に無料自動翻訳ツールを使用していて気になる翻訳の間違いが発生しがちなポイントと、それとの正しい付き合い方を紹介いたします。

ポイント

記事の内容(こんな方におすすめ)
日常的に無料自動翻訳ツールを使用していて翻訳の間違いが発生しやすいポイントを知りたい人

 

●記事の信頼性

外資系IT企業に勤務しており日常的に無料自動翻訳ツールを使用している
IELTS OA: 7.5

 

それでは説明していきます。

 

英語文章と日本語の対訳

サンプル英文:Facebook -Implementation-

まずはこの英語を読んでください。

 

Facebook Pixel

 

こちらは以前の記事でも使ったFacebookの計測ツールであるPixelの紹介記事です。

次に英文の下に対応する日本語訳をそのまま記載し読んでいて気になる点をチェックします。

英⇒日対訳:Facebook -Implementation-

Implementation
実施の様子実装または(ピクセルの)実装

The Facebook pixel is a snippet of JavaScript code that loads a small library of functions you can use to track Facebook ad-driven visitor activity on your website.
FacebookのピクセルはJavaScriptコードの断片で、ウェブサイト上でFacebookの広告主導のビジター活動を追跡するために使用できる関数の小さなライブラリをロードする。FacebookピクセルはJavaScriptでウェブサイト上でユーザの行動をトラッキングするためのものです。

It relies on Facebook cookies, which enable us to match your website visitors to their respective Facebook User accounts.
これはFacebookのクッキーに依存しており、ウェブサイトの訪問者をそれぞれのFacebookユーザーアカウントと照合することができます。

Once matched, we can tally their actions in the Facebook Ads Manager and Analytics dashboard, so you use the data to analyze your website's conversion flows and optimize your ad campaigns.
一致すると、Facebook Ads ManagerとAnalyticsダッシュボードで彼らの行動を集計できるので、そのデータを使ってウェブサイトのコンバージョンフローを分析したり、広告キャンペーンを最適化したりすることができます。

By default, the pixel will track URLs visited, domains visited, and the devices your visitors use.
デフォルトでは、ピクセルは訪問したURL、訪問したドメイン、訪問者が使用しているデバイスを追跡します。

In addition, you can use the pixel's library of functions to:
さらに、ピクセルのライブラリ機能を使用して、以下のことができます。

track conversions, so you can measure ad effectiveness
コンバージョンを追跡し、広告効果を測定することができます。

define custom audiences, so you can target visitors who are more likely to convert
カスタムオーディエンスを定義することで、コンバージョンしやすい訪問者をターゲットにすることができます。

set up dynamic ad campaigns
ダイナミックアドキャンペーンを設定する動的に広告を作成する

AI翻訳が発展したと言っても上記の翻訳を見てみると分かります様に気になる点や間違いが多少あります。

 

無料自動翻訳ツールでおこりがちな間違い

無料自動翻訳ツールを使用した後の確認には下記の翻訳を間違いやすいポイントを確認すると良いと思います。

4つの確認ポイント

専門用語の間違い

原文:Implementation
日本語訳:実施の様子

ここは間違いなく“実装”または“(ピクセルの)実装”と文字を補って翻訳する箇所かと思います。

 

主語や修飾先の間違い

原文:Once matched
日本語訳:一致すると

ここは補足で“(ユーザーアカウントと)一致すると”と補足が欲しい所ですね。

 

余計な単語やフレーズが出現する間違い

原文:The Facebook pixel is a snippet of JavaScript code that loads a small library of functions you can use to track Facebook ad-driven visitor activity on your website.
日本語訳:FacebookのピクセルはJavaScriptコードの断片で、ウェブサイト上でFacebookの広告主導のビジター活動を追跡するために使用できる関数の小さなライブラリをロードする。

ここはもう少し文書をスリムにしても良いと思います。
例えば“FacebookピクセルはJavaScriptでウェブサイト上でユーザの行動をトラッキングするためのものです”の様にもう少しスリムな内容だとより分かりやすい様に思います。

 

文章間での翻訳の一貫性がなくなる間違い

ライブラリをロードする”や“デバイスを追跡します”など語尾は一貫性が欲しいですね。

以上が私が自動翻訳ツールを使用する際に通常留意するポイントになります。
自分だけで読む際は実際の所、あまり気にする必要はありませんが、さっと翻訳して他の方と共有する時は気を付けたい点になります。

 

 

専門家による分析

またその他に専門家が指摘するレベルになると下記がある様でございます。
参考に共有いたします。

 

専門家による指摘

専門家の指摘による自動翻訳ツール使用時におこりやすい間違い点

英日・日英の翻訳に共通する間違いが発生しやすいポイント ・専門用語の間違い
・文章間での異なる翻訳
・翻訳の抜け漏れ
・文章内の並列関係の間違い
・数字の記載間違い
・主語や就職後の間違い
・単語が不必要に繰り返される間違い
・原文になお単語が追加される間違い
英日翻訳で間違いが発生しやすいポイント ・敬語や謙譲語などが混在する間違い
・数字に置いて全角と半角が混在する間違い
日英翻訳で間違いが発生しやすいポイント ・単数/複数の間違い
・全角文字が翻訳されずに残る間違い

*参考:日本知的財産翻訳協会(NIPTA)

 

このように自動翻訳ツールにはまだまだ間違いもありますが、その進歩の速度は目を見張るものがあるため、業務内で英語の使用が増えていくビジネスパーソンにとって今後もうまく使用していく事が必要なツールとなります。

 

本日のまとめ

本日のまとめを再度記載いたします。

 

ポイント

無料自動翻訳ツールでおこりがちな4つの間違い
専門用語の間違い
主語や修飾先の間違い
余計な単語やフレーズが出現する間違い
文章間での翻訳の一貫性がなくなる間違い

 

本日はこれで失礼いたします。

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